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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年9月30日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:Anglo American、Amapa鉄鉱石鉱山を100%売却

 メディア報道によると、Anglo Americanは、Amapa鉄鉱石鉱山(Amapa州)を、Zamin Ferrous社(英)に対し266百万US$で売却すると発表した。Anglo Americanは、2013年1月、同社が保有する権益70%についてZamin Ferrous社へ売却することを計画したが、2013年3月28日に起きた積出港・Santana港施設の崩壊事故後、30%権益を保有するCliffs Natural Resources社との間で、Zamin Ferrous社へのAmapa鉱山の100%売却に向けて協議を続けていた。Zamin Ferrous社は、まず136百万US$を支払い、その後5年間にわたり鉄鉱石の取引価格に応じて最大130百万US$を支払う。Anglo Americanは、本売却代金を負債の返済に充てる。本取引はAmapa州当局の承認が必要で、年末までに完了する見込みである。Amapa鉱山売却取引の一環として、Anglo AmericanはSantana港事故に関連する保険金請求への対応が必要となるが、Liberum Capital社によると、その額は170百万US$とされる。Anglo Americanは、積出港施設崩壊事故によるアマゾン川環境汚染に対して20百万レアル(約9.1百万US$)の罰金を科せられた経緯がある。

 Anglo Americanは、2008年にAmapa鉱山の70%権益を55億US$で購入。その後、2012年までに年間生産量を1.2百万tから6.1百万tまで増大したが、本資産をノンコア資産として位置づけ、売却先を模索していた。Zamin Ferrous社は、Amapa州に保有する鉄鉱石処理施設活用の面でAmapa鉱山取得との相乗効果を得ることが可能となる。Zamin Ferrous社は、すでにブラジルに3つの鉄鉱石鉱山を保有しており、それらすべての鉄鉱石資源量は15億tとされる。

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