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ニュース・フラッシュ

2013年10月7日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:NGOがメキシコ議会上院に対し有害物質の更なる厳格な管理を要請

 2013年9月27日付け業界紙等によると、有毒物質を使用する鉱業活動に対し反対運動を行っているNGOグループは、有害物質の更なる厳格な管理を要請するための提案をメキシコ議会上院に対して行った。

 本提案は、メキシコ国内における7つの州の12を超える団体により、有害物質を使用する鉱業活動に対する全国的な反対運動として策定されたものであり、鉱業活動におけるシアン及び水銀の使用を禁止するとともに、自然保護地域又は歴史的な遺跡近隣における鉱業コンセッションの付与を許可しないこと及び全ての鉱業コンセッションや探鉱に対し厳格な期限を設けるために、現行鉱業法の改正を要請する内容となっている。

 NGOグループによると、鉱業活動におけるシアン及び水銀の使用は、周辺環境やコミュニティに対して甚大な被害を与えたとともに、メキシコ国内の約3万の鉱業コンセッションは、少なくとも20の州における社会活動を破壊したり、水資源、生態系システムやコミュニティに対して厄災をもたらした。

 なお、業界筋はシアンの使用禁止が実施された場合、鉱業活動に深刻な影響を及ぼすことになる旨述べた。一例として、Morelos州が本年8月に化学物質の厳格な管理を目的とした条例改正を行った際、加Alamos Gold社(本社:トロント)は、同州に保有するEsperanza(旧Cerro Junil)金・銀プロジェクトにおけるシアンの使用が制限されたことを挙げ、強い懸念を表明した。

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