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ニュース・フラッシュ

2013年10月9日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:Vale、2017年までにCarnalitaカリウムプロジェクトの生産を開始する見込み

 メディア報道によると、Valeは、2017年までにブラジル北東部Sergipe州のCarnalitaカリウムプロジェクトにおける生産を開始する見込みである。初期投資総額40億US$の本プロジェクトでは、最初の2年間で投資額20億US$の第1期建設工事を実施し、その後年間1.2百万tの炭酸カリウム生産を開始する計画である。これはブラジル国内最大規模の炭酸カリウム生産量で、これにより、国内需要の15%を賄うことが可能となる。近傍に位置するTaquari-Vassourasカリウム鉱山の埋蔵量(2011年末で11.5百万t)が枯渇する2017年までに、生産開始に漕ぎ着ける予定としている。その後の第2期建設工事では、さらに2年弱の期間と20億US$を費やし、年間生産量2.4百万tまで生産規模を倍増する計画である。ブラジルは、牛肉、鶏肉、大豆、砂糖、エタノール、オレンジジュース、コーヒーに関して世界最大の生産国であるが、これらの生産に必要な肥料原料を大きく輸入に依存しており、カリウム原料である炭酸カリウムは90%を輸入してる。なお、2012年の炭酸カリウム輸入量は7.5百万tであった。Valeは、2013年3月にアルゼンチンでのRio Coloradoカリウムプロジェクト(初期投資額63億US$)からの撤退を発表して以降、新たなカリウムプロジェクトを模索していた。なお、本プロジェクトは2013年12月の役員会で最終承認される見込みで、直近12ヶ月間で30%下落したカリウム取引価格(362.5 US$/t)が、本プロジェクト方針へどのような影響を与えるかが注目される。

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