閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル
2013年10月21日 ジャカルタ 高橋健一

インドネシア:国内錫取引動向

 2013年10月16日付け地元紙報道によれば、政府による錫取引規制により、インドネシアでは8月30日以降インドネシア商品先物取引所(ICDX)での取引義務化が施行され、ICDXの準備不足や業界による同義務化への反発などにより、取引が低迷していたが、ここに来て、取引価格が上昇し、取引量も徐々に回復している。同取引所の代表銘柄であるTINPB300(Sn:99.90%以上、Fe:50 ppm以下、Pb:300 ppm以下)の価格は8月30日取引開始時点で21,510 US$/tであったのに対し、10月7日の週の平均価格は23,200 US$/tと上昇、取引量も当初の5ロット(25 t:5 t/ロット)から10月11日には45ロット(225 t)と当初の混乱期から徐々に回復を見せている。この錫価格上昇について、国営PT Timahの幹部は23,000 US$/t は生産者にとっては良い価格水準であるとの捉え方をしており、また、ICDX担当者からは年末には26,000 US$/t水準まで上昇するといった予測もなされている。一方で、この価格上昇はICDX取引自体の問題によりインドネシアからの輸出が減少した影響が大きいといった見方がある中、ICDXでの取引量が拡大すれば価格下落圧力になるといった専門家筋の指摘もなされている。インドネシアからの9月の輸出量は、ICDX取引開始の混乱から、前月比88%減の786 tに落ち込んでいた。

ページトップへ