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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2013年10月24日 北京 篠田邦彦

中国:電解アルミニウム企業は中国西部に進出する傾向、中部・東部の生産能力の伸び率が下降

 安泰科によれば、2013年中国電解アルミニウムの生産量は新たな高記録を作った。統計局のデータによると、中国、2013年1~8月の電解アルミニウム総生産は1,424.24万tで、前年同期比6.79%増加した。ここ10年間、中国の電解アルミニウム生産は絶えず増加し続けているため、国内の電解アルミニウムも継続的な供給過剰となっている。このことは中央政府が近年来行っている電解アルミニウム産業の生産能力に対するコントロールが依然効果はないが、電解アルミニウムの価格に一定の制御作用を与えていることを意味している。

 2012年の電解アルミニウム(地域別)生産量から見ると、河南省は依然として電解アルミニウム生産第1位で、電解アルミニウム総生産量の18%を占めている。その次は青海省、山東省などの地域となっている。分布状況から見ると、中国の電解アルミニウム生産は、主に西部地域に集中し、例えば青海省、内モンゴル、甘粛、寧夏、貴州、新疆、雲南、四川などの生産量は、総生産の50%以上を占めている。西部地域には豊かな石炭・天然ガスなどの資源が埋蔵されているため、西部地域の電力コストは非常に安く、電解アルミニウム企業の進出に極めて魅力的である。

 2012年と比べ、2013年の国内の電解アルミニウムの生産配置は大きく変わった。河南省は依然として第1位を占め、2013年1~8月の河南省の電解アルミニウムの総生産量は前年同期比10.72%減の220万5,782 t、国内電解アルミニウム総生産の15.37%を占め、2012年より3.18%減少した。その次は西部地域となり、青海省、新疆、内モンゴルなどである。特に新疆地域は、石炭の埋蔵量が豊かで、価格も安い。2013年1~8月の新疆の電解アルミニウム生産量は前年同期比186.08%増の141万9,025 tで、国内電解アルミニウム総生産の9.86%を占め、2012年同期と比べ5.17%の成長となった。価格面のメリットから、明らかに中国の電解アルミニウム生産能力は、絶えず西部地域に移転しつつある。データで見ると、現在西部地域の電解アルミニウム生産は、電解アルミニウム総生産の65%を占め、将来的には西に進む傾向で、中部・東部地域の電解アルミニウム生産伸び率は今後とも低下する傾向である。

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