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ニュース・フラッシュ

2013年10月30日 北京 篠田邦彦

中国:広東省、レアアースの統合に効果が現れ始める

 安泰科によれば、広東省のレアアース資源統合の主体として広東省レアアース集団がレアアース統合事業をすでに雲南省にまで展開している。省帰属の企業が他省に跨ってレアアース資源を統合するケースは、国内では余り見られない。

 広東省レアアース産業集団の関係者の話によると、広東省レアアース産業集団は省内にあるレアアース資源の全面統合を実現した。広東省が探査に力を入れることによって、同省区内にある中・重希土の埋蔵量は、現在の資料と比べはるかに多くなり、江西省をも超える可能性がある。

 それと同時に、広東省レアアース産業集団はまた中国鋼研科学技術集団や雲南レアアース産業集団と協力枠組協定を締結し、雲南レアアース産業集団との統合再編・買収事業が現在進んでいる。

 今回のレアアース資源統合の中で、辺境の雲南は余り注目されていない。実際は、雲南省のレアアース資源は非常に高いポテンシャルがある。非鉄金属王国と呼ばれる雲南省は、レアアース資源も非常に豊富で、品目についても軽希土もあれば、重希土もある。

 地方保護主義により、レアアースの省を跨ぐ再編は非常に難しい。現在まで、省を跨ぐ再編を実現できた地方の国有企業は、江西銅業(四川軽希土を再編)のほかに、広東省レアアース産業集団である。

 広東省レアアース産業集団と広晟有色金属は広東省広晟資産経営有限公司が管理する企業である。2012年5月、広東省政府は、「広東省レアアース業界統合促進に関する意見」を発表し、将来的に省レベルのレアアース産業集団を主体とし、省全体のレアアース資源を統合させることを提案した。広晟有色金属は、現在主にレアアース・タングステン及び関連製品の販売事業を展開している。広東省内に4件のレアアース採掘許可証を保有しており、情報によると、広晟有色金属が3件の採掘許可証を持ち、残り1件を受託管理する。

 広東省レアアース産業集団はまた、広東省の既存の製錬企業6社のうち4社を管理し、同省内で保有する製錬分離能力は1.15万tで、省内レアアース製錬分離能力の72%を占めている。同時に、省外で年間生産能力1万tのレアアース分離製錬所を統合することによって、合計の年間生産能力は2.25万tとなり、中国南部で最大のイオン吸着型レアアース分離製錬集団になる。

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