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ニュース・フラッシュ

2013年11月4日 シドニー

豪:気候変動局、現在の二酸化炭素削減目標が低いとの報告書案を発表

 2013年10月30日、気候変動局(CCA:The Climate Change Authority)は豪州の二酸化炭素削減目標(2020年までに2000年比で5%の二酸化炭素を削減する目標)が低すぎるとする報告書案を発表。地元各紙は同日付けで同報告書の内容を報じている。CCAは、豪州の国際的な立場を鑑みれば、より高い削減目標を掲げるべきであり、2020年以降も二酸化炭素の排出削減に向けた取り組みを加速する必要があるとして2つの削減案を提示している。1つ目の削減案は2020年までに2000年比15%の削減と、2030年までに35%~50%削減する案であり、2つ目の削減案は2020年までに2000年比25%の削減と、2030年までに40%~50%削減する案である。CCAは11月29日まで報告書案に対する意見を受け付け、2014年2月末に最終報告書を連邦政府に提出する予定。与党自由・国民連合、環境大臣Greg Huntの報道官は、現政権は現在の削減目標を見直す計画はないとコメント。地元紙は31日に、環境大臣更Greg Huntが二酸化炭素削減目標に対する政府の方針に変更はないとして、CCAの報告書案は許容できないとコメントしたことを伝えている。Australian Industry Groupの Innes Willox CEOは現在の5%削減目標でも豪州の産業界にとっては大きなリスクであるとコメント。また、Australian Chamber of Commerce and IndustryのGreg Evans チーフエコノミストは、CCAは経済的な実態を理解せず目標を設定しており、今回提示された削減案はより多くのコストを必要とするとともに豪州産業の競争力の低下に繋がるものであるとコメントしている。

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