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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2013年11月22日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:15の先住民コミュニティ、El Morro金-銅プロジェクトに対し2件の訴訟を起こす

 メディア報道によると、Huascoの15の先住民コミュニティは、Copiapó上訴裁判所対しEl Morro金-銀プロジェクト(チリ第Ⅲ州)の差し止め訴訟を起こすとともに、閣僚委員会へは不服申し立て(Recurso de Reclamación)を行った。先住民コミュニティ代表のLorenzo Soto弁護士によると、環境認可の再評価時に環境評価局が先住民との協議を怠っていたことが差し止め訴訟を起こした理由としている。同弁護士は、先住民との協議は農業共同体Huascoaltinosとしか行われておらず、原告となった15の先住民コミュニティのことは考慮されなかったとしている。閣僚委員会への不服申し立ては、水資源の汚染、先住民族が生活しているのと同じ谷筋に建設される廃滓ダム・ズリ堆積場・オープンピットの建設に関係するもの。Soto弁護士は、差し止め訴訟及び不服申し立ては、プロジェクトの停止と環境認可の取り消しを狙ったものと述べている。

 El Morro金-銅プロジェクトは、Goldcorp(70%)とNew Gold(30%)の合弁プロジェクトで、資源量14.4億t(平均金品位0.34 g/t、平均銅品位0.41%)が把握されている。2012年4月に最高裁判所の裁定により環境認可が一時取り消しとされていたが、環境影響評価中の先住民との協議部分が修正されたとして、2013年10月に環境認可の再承認がなされたことが発表されていた。

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