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ニュース・フラッシュ

2013年11月25日 北京 篠田邦彦

中国:複数の部署が立ち遅れた生産能力淘汰への登録制度を計画

 安泰科によれば、最近、発展改革委員会、工業情報化部、国土資源部及び環境保護部など複数の部署が、立ち遅れた生産能力の淘汰への登録制について意見を求めている。将来的に鉄鋼、セメント、電解アルミニウム、板ガラス、船舶など生産能力の過剰が深刻化している企業や生産ラインは、改めて登録を行う必要があり、リストに掲載されていない企業は、閉鎖や生産中止に直面する。

 今回の登録は、現在実施している行政許可法、土地管理法、環境保護法など法律法規、エネルギー消耗総量などの制御指標、産業構成調整指導目録、業界に対するルール及び参入許可条件、環境保護基準などの要求を総合的に考慮する。生産能力過剰が深刻化している産業が登録整理の対象となっている。地方政府は、上述の各部署に登録項目を申請し、各部署が登録を行った後、生産能力過剰リストに入っていない企業は、立ち遅れた生産能力の閉鎖対象となる見込み。

 中国国務院は、前月に「生産能力厳重過剰の矛盾の解決に関する指導意見」を発表し、2015 年末までに製鉄1,500 万t、製鋼1,500 万t、セメント1 億t、板ガラス2,000 万重量箱の生産能力を追加淘汰する。土地、環境保全及び投資管理などの法律法規の手続に基づかない、または手続きが規則違反しているプロジェクトに対し、地方政府は、要求に基づき全面的に整理し、かつ業界への参入条件を修正・整備し、業界ルール管理と参入管理を強化する。

 しかし業界関係者は、「鉄鋼、セメント、電解アルミニウム、板ガラス、船舶産業は負債比率の高い産業で、これらの企業を閉鎖することによって生じる金融リスクに対し、特に注目しなければならない」との懸念を表した。

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