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ニュース・フラッシュ

2013年12月2日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:Vale、2014年の投資額は148億US$

 Valeは、2013年12月2日付発表の中で、2014年の投資予算額として148億US$を取締役会承認したことを発表した。内訳概要は、新規開発事業:93億US$、既存継続事業:45億US$、そして研究開発事業:9億US$である。これは、“豊富な埋蔵量、低いコスト、高い品質、そしてブラウンフィールドでの拡張可能性を有するといったワールドクラス資産への資本の集中投資”(Ferreira最高経営責任者のコメント)という同社の方針を反映したものであるが、163億US$をやや下回ると予想されている2013年の投資額に対して約9%減であり、2011年の180億US$をピークとして、それ以後、3年連続で減少することとなる。

 主要な新規開発事業として、Carajas鉄鉱石事業拡張に32.8億US$を投じるほか、S11D(Serra Sul)鉄鉱石事業(Para州南部)における鉱山開発および処理施設建設に11億US$を投じる。なお、Serra Sul鉄鉱石事業では、2016年下半期予定の生産開始までの総投資額は80.9億US$とされている。また、モザンビークでの石炭事業について、Moatize石炭事業の鉱山拡張に7.6億US$を、Nacala回廊事業(港湾建設と鉄道敷設を含む)に18.1億US$を、それぞれ計上する。主なベースメタル事業としては、2014年上半期の生産開始に向けてSalobo II銅金事業(Para州Maraba)に3.3億US$を投資する計画である。

 研究開発事業の予算内訳は、探査:3.8億US$、事業化概念設計~FS:3.6億US$、技術開発等:1.6億US$である。探査の対象国として、ブラジル、カナダ、豪州およびペルーでの事業が総予算額の85%を占め、鉱種別には、鉄鉱石:123百万US$、ニッケル:53百万US$、銅:80百万US$、肥料:47百万US$、石炭:20百万US$となっている。

 Valeの2014年の生産量は、鉄鉱石:3.12億t、石炭:10.7百万t、ニッケル:289千t、銅:405千t、カリウム:540千t、リン鉱石:8.6百万tと見込まれている。

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