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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2013年12月9日 メキシコ 縄田俊之

ドミニカ共和国:Falconbridge Dominicana社がFalcondoニッケル鉱山の鉱害問題で提訴される

 2013年11月15日付け業界紙等によると、Glencore Xstrataのドミニカ共和国現地法人であるFalconbridge Dominicana社は、ドミニカ共和国に保有するFalcondoニッケル鉱山が同国中央3県に所在するコミュニティに対し鉱害問題を引き起こしているとして提訴された。

 この背景として、国連開発計画(UNDP)による評価結果やドミニカ国立科学アカデミーの勧告を受け、本年10月1日、ドミニカ共和国議会下院が、同鉱山の拡張計画に位置する同Loma Miranda地区を国立公園に指定したため、同社は今後3年間同鉱山の操業一時停止を発表したことが経緯として挙げられる。なお、UNDPによる評価結果では、Glencore Xstrataが作成した同鉱山の環境影響評価報告書は、鉱業活動により広域に及ぶ環境への評価、生物の多様性及び社会への影響の評価等が不足していることから不完全であると指摘されていた。

 本提訴は、Falconbridge Dominicana社が1955年から約60年間に亘る同鉱山における操業がもたらした鉱害に関して、ドミニカ国立科学アカデミー及びRogerio Cruz神父財団を通じ天然資源環境省へ提出された。

 また、本提訴を行った原告団は、行政機関に対し、同鉱山近隣における違法行為や環境への影響について調査を要求するとともに、違法行為に関する証拠隠蔽や違反者の逃亡を阻止することを目的とした適切な技術アドバイザーの早期配置や警察の支援も要請した。

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