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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2013年12月9日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコの麻薬カルテルが鉄鉱石の違法輸出に関与

 2013年12月2日付け業界紙等によると、メキシコの麻薬カルテルが、少なくとも3年に亘り違法な鉄鉱石の採掘と輸出に関与していたと報じた。

 メキシコ陸軍、海軍及び連邦警察は、Michoacán州のLázaro Cárdenas港において違法に輸出されようとした鉄鉱石を押収したが、これまでに麻薬カルテルは年間100万t以上の鉄鉱石を中国へ違法に輸出したとされている。

 同港は、メキシコ陸軍、海軍及び連邦警察が違法輸出を行う組織犯罪を取り締まるため本年11月4日に管理下に置かれたほか、現在、鉱業企業10社がMichoacán州、Colima州及びJalisco州において正式な輸出許可を得ずに中国向けに鉄鉱石を出荷した疑いで調査を受けている。

 麻薬カルテルは、鉄鉱石の強奪及び輸出、又は、自らが所有する鉱山において違法に鉄鉱石を採掘する等所謂マフィア流のやり方で事を進めており、港湾当局、地元の土地所有者や企業にまで手を伸ばしている。

 この背景としては、中国経済の急激な成長による鉄鉱石の大幅な需要増に対応するためとされている。

 メキシコにおいて鉱山事業や製鉄事業を手がけるTernium社によると、同社がMichoacán州に保有するAguila鉄鉱山近郊において、地元行政当局の承認の下、(違法業者により)鉄鉱石の違法な採掘等が行われている。

 また、司法当局によると、2010年に麻薬カルテルが違法に採掘した鉄鉱石は110万tと推計されており、これらの輸出にはLázaro Cárdenas港以外の港も含まれている。

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