閉じる

ニュース・フラッシュ

2013年12月16日 ロンドン 竹下聡美

南ア:国営電力会社Eskom・CEOが電力供給問題の責任を取り辞任

 南アEskom Holdings社は、2010年以降CEOを務めていたBrian Dames氏がCEOを辞任することを2013年12月5日に発表した。この辞任は電力供給問題によるものであり、Eskomは新規の石炭火力発電所も来年後期まで操業できず準備段階にあると伝えている。また、同社は今年の初めにMedupi発電所が2013年12月末までに操業が可能になると伝えていたが、設備上の問題と労働者問題により、操業開始は数か月延期される見通しとなっている。この間、鉱山会社等の大手電力需要家はEskomの電力供給に合わせるため、電力需要を減少させる必要が生じている。

 Eskomは主に石炭火力発電により南アの電力量の95%を供給しているが、2008年のような石炭不足とマネジメント不足による国内全域でのブラックアウトは何としても避けたいとしている。この電力供給問題は南ア経済にも影響を及ぼし、南ア中央銀行はすでに2013年の成長率予測を1.9%に引き下げており、また自国通貨ランドも対米ドルでランド安が続いている。

ページトップへ