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ニュース・フラッシュ

2013年12月16日 北京 篠田邦彦

中国:包鋼希土、2014年第1期レアアース輸出割当企業に指定されず

 安泰科によれば、2013年12月13日、中国商務部は、ウェブサイトで2014年のレアアース等製品の輸出企業名簿及び第1期輸出割当量を公表した。そのうち、2014年第1期のレアアース割当量は計15,110 tで、五鉱集団、有研希土等24社の企業に割り当てられている。今回レアアースの輸出割当は、軽希土類と中重希土類に分けて発表され、うち、軽稀土は13,314 t、中重稀土は1,796 tで、それぞれ、2013年第1期輸出割当量より247 t及び142 tの減少となる。

 特に注目すべきは、今回配分された輸出割当量は、全ての企業が獲得したわけではないということである。例年配分されている輸出大手企業である包鋼希土(集団)ハイテク株式有限公司、即ち包鋼希土が、大手企業の中で唯一輸出割当を獲得しない企業となった。レアアース輸出ライセンス制度を実施して以来、包鋼希土が取得している輸出割当量はずっと上位に位置し、そのうち、2013年第1期輸出割当量配分では、同企業は553t(軽希土と重希土)を獲得していた。

 これまで商務部が公表した「2014年レアアース輸出割当申請企業リストのネット公示」通達の中に、包鋼希土及び一部子会社など5社の企業が2014年レアアース輸出割当企業のリストの中に入っている。申請企業の中に、企業の名前があるということは、包鋼希土は、輸出割当量を獲得する資格があると言えると、包頭のあるレアアース企業関係者は述べていた。

 2011年末に商務部が公表した2012年レアアース・コークス輸出割当申請企業リストの中で、包鋼希土は、環境保護検査を通過していないため、審査待ち状態で、その輸出割当量も保留された。その後、中国環境保護部が、前2期の環境保護検査に通過した企業を公表した際、包鋼希土はリストには入らなかったが、2013年7月、包鋼希土は、第3期の環境検査通過企業として、保留されていた輸出割当枠を全量獲得した。

 関連企業の関係者の話によると、包鋼希土が、2014年第1期のレアアース輸出割当枠を獲得できないのは、環境問題だけではなく、包鋼の資産変更問題が関係する模様である。

 包鋼株式が公表した最新の公告によると、同公司は未公開株の発行について検討している。主に包鋼集団が関連資産を購入する事業に関係している。同関連資産には、包鋼集団白雲鄂博鉱資源による総合利用工事プロジェクト、包鋼集団の選鉱関連資産及び堆積場資産などが含まれている。

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