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ニュース・フラッシュ

2013年12月18日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:DNPM、探査投資報告書の提出義務に関する通達を発出

 現地報道によると、鉱物資源局(DNPM)は、探査許可証(Alvara)保有者に対して、探査投資報告書の提出を義務付ける通達を発出した。報告書提出の期限は2014年4月末とされており、以降毎年更新して提出する必要があるほか、実質的な探査活動を実施していないと判断される場合には、探査許可証の取り消しを受ける可能性もある。現行法では、法人、個人を問わず一定鉱区の探査を申請し許可証を取得することができるが、探査活動の有無のチェックが無いため、実態としては自動更新となっている。そのため、探査許可証をみだりに取得し、それを転売する事によって利益を得ようとする中小業者が続出し、探査許可証の闇市場が形成されるといった事態につながっている。そのような動きは、特に金属価格の上昇に伴う探鉱投資が増大した時期に顕著で、現在下院で審議中の新鉱業法案では、そのような状況を是正するための規則が盛り込まれている。本通達の背景には、審議が長引いている新鉱業法案とは切り離して、投機目的での探査許可証保有を制限するための行政規則の導入を図るといった政府の狙いがある。今回の通達を業界は概ね歓迎しているが、探査案件を多数抱える企業にとっては来年4月までの報告書提出義務が負担になるなど、問題視する向きもある。

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