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ニュース・フラッシュ

2013年12月20日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:環境監督庁がCODELCO・Ventanas製錬所2施設の一時閉鎖を環境裁判所に申請も却下される

 チリ環境監督庁プレスリリース及びCODELCOプレスリリース等によると、2013年12月18日、環境監督庁は、第2環境裁判所(サンティアゴ)に対し、CODELCO・Ventanas製錬所(チリ第Ⅴ州)の2施設を一時閉鎖するよう申請した。環境監督庁は、同製錬所の廃棄物堆積場(Sector Botadero)及び危険物保管場(Depósito de Seguridad)は環境認可を取得しておらず、環境及び住民の健康に悪影響を及ぼす切迫したリスクがあるとした。同庁の調査の結果、廃棄物堆積場は防水対策が不十分で、サンプル採取した全ての場所で国際基準を上回る砒素が検出されたほか、銅の濃度も6個所中4個所で国際基準を超えた。危険物保管場でも、国際基準を上回る砒素、鉛、アンチモン、ニッケル等が確認され、また、2013年3月まで汚染廃棄物が外部施設へ輸送されていたことも明らかとなった。これに対しCODELCOは、両施設は1960年代から改修等なく継続利用されており、環境破壊も人への健康被害も出ていないとコメント、環境監督庁の申請に驚きを示した。

 環境監督庁の申請を受けた環境裁判所は、12月19日、環境及び人の健康への切迫したリスクを証明するのに必要なデータが示されていないと指摘、また、申請された対策は推測されるリスクを防ぐのに不十分であるとし、申請を却下した。

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