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ニュース・フラッシュ

2013年12月23日 モスクワ 木原栄治

ロシア:Norilsk Nickel社、5年後に向けた生産体制検討へ

 2013年12月16日付け地元報道によると、Norilsk Nickel社経営陣は、同社5ヵ年発展計画(100億US$)で構築すべき生産体制を12月20日までに検討することとしている。

 課題の一つは、Talnakh選鉱プラントを始めとする選鉱部門の抜本的近代化である。同社CEOで主要株主の一人であるウラジーミル・ポターニン氏は、「Talnakh 選鉱プラントの近代化を2016年までに完了し、その2年後には処理能力を拡大して、採掘した鉱石全量を高品質の精鉱に加工できるようにするのが理想的である。」と述べている。製錬施設に関しては、最も新しい工場ながら最も近代化を必要としているNadezhda製錬プラントを近代化する。コラ採鉱冶金会社についても同様であり、同社の精錬施設とノリリスクにあるNadezhdaプラントの製錬工程を近代化することで、Nadezhdaプラントから送られるニッケルを将来的に全てコラ半島で精錬できるようにする。

 もう一つの重要課題は、投資倍増による地質調査の効率向上である。ポターニンCEOは、「既存鉱床の翼部分の追加探査を予定している。また、石油会社やガス会社がタイムィル半島でプロジェクトを推進するようになったため、電力源、燃料源、インフラが近くなり、これまでノリリスクのごく周辺でしか探査を行えなかったのが、今や半径50~100 ㎞圏内、場合によっては150 ㎞圏内でもタイムィル半島の総合開発を継続することができる。」と述べている。同CEOによると、Norilsk Nickel社に限らず全てのロシア企業にとって非常に重要なのは、地質調査に投資し、第一発見者の権利に基づき鉱床を獲得する可能性が存続することである。

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