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ニュース・フラッシュ

2014年1月23日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:最高裁判所が逆転判決、Punta Alcalde石炭火力発電所建設プロジェクトに青信号

 2014年1月17日、Punta Alcalde石炭火力発電所建設プロジェクト(チリ第Ⅲ州)への差し止め請求を認め、また、環境認可を取り消した2013年8月のSantiago上訴裁判所の裁定を覆す判決をチリ最高裁判所が下した。最高裁の評決では、環境認可で定められた全ての環境条件・義務の遵守、周辺環境管理のための常時環境モニタリングが操業の条件として示された。また、汚染物質の排出削減のため、発電所建設予定地から13 ㎞離れた鉄鉱石・鉄鋼メーカーCAPの子会社CMPの鉄鉱石ペレットプラントに電気集塵装置を設置し、稼働させることも義務付けられた。Punta Alcaldeプロジェクトを実施するEndesaは、電気集塵装置設置に関する環境影響評価を今年中に提出する予定である。プロジェクトは出力370 MWの発電所2基を建設する計画であるが、1基目の建設を2015年に開始、商業運転開始は2019年を見込んでいる。2基目の発電所の建設は、1基目の発電所が操業を開始してから評価を行う予定。

 Punta Alcalde石炭火力発電所の建設が予定されているチリ第Ⅲ州には、エネルギーの安定確保に対する不安が1つの要因となって開発計画を見直した鉱山開発プロジェクトが複数あり、Punta Alcaldeプロジェクトにゴーサインが出たことで開発環境改善に繋がることが期待される。

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