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ニュース・フラッシュ

2014年1月27日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:2013年における鉱業企業の麻薬カルテル対策費用は41百万US$

 2014年1月22日付け業界紙等によると、メキシコ鉱山・冶金・地質技師協会は、麻薬カルテルによる鉱山内の鉱物盗難や精鉱運搬時の強奪等が横行しているため、盗難対策として、鉱業企業が鉱物や従業員の輸送に際しヘリコプター、セスナ及び小型ジェット機の利用をしたり、また警備隊の同行や輸送トレーラへGPSシステムを搭載するなど安全対策費用が増大している旨を明らかにした。

 特に鉛及び亜鉛精錬所が立地しているTorreon市等へ向かう精鉱運搬車の盗難問題により、Durango州、Zacatecas州、Michoacan州、Coahuila州等で操業する企業は、生産物の輸送手段として航空機を利用している。

 また、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)によると、会員企業が民間警備会社へ支払う費用は対前年比14%増の41百万US$に達している一方、輸送手段として航空機を利用しているにもかかわらず依然としてCoahuila州及びDurango州では盗難が発生している。

 なお、Fraser研究所の鉱業企業に対する2013年の年次調査によると、メキシコは世界各国における鉱業企業のプロジェクト立地に関する確実性ランクにおいて、前年から3ランク下がり96カ国中88位であった。主要因としては、麻薬カルテルやゲリラグループによるテロ行為等犯罪に対する脅威があげられている。

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