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ニュース・フラッシュ

2014年1月30日 サンティアゴ 縫部保徳

アルゼンチン:ペソ下落に対する鉱業界の見方

 2014年1月下旬のアルゼンチンペソ急落に関して、同国鉱業界の見解をメディア報道から拾った。

 アルゼンチン探鉱事業者協会(GEMERA)のJulio Ríos Gomez会長は、アルゼンチンペソの下落は同国鉱業界に若干の競争力回復をもたらしたものの、非公式為替レートも下落しており、これが後々まで影響を与えることになろうとコメントした。また、同国のコストは依然として高い水準にあり、かつ、インフレが続けば賃上げ要求に繋がるとし、ペソの下落は一見アルゼンチン鉱業界にプラスと見えるが、コストが上昇すればその効果は相殺されてしまうと述べた。さらに同会長は、利益送金が出来ずに鉱山会社がペソで抱えていた資金は、ペソ下落によりドルベースで目減りしており、同国経済に対する信用はより一層低下しているとした。

 San Juan州鉱業会議所のJaime Bergé氏は、アルゼンチンペソの切り下げは必要だったが、公式為替レートと非公式為替レートが未だ乖離した状況が問題であり、裏付けのない通貨増発はインフレを誘発し、この問題を是正しない限りインフレは続く、解決策は投資に魅力的なレートにペソの価値を維持することだと述べた。アルゼンチンペソ下落がコストに与える影響に関しては、改善要因にはなるが、コストも上昇していくだろうことから5ヶ月もすれば元の状況に戻るだろうと予想した。

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