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ニュース・フラッシュ

2014年2月17日 メキシコ 縄田俊之

コスタリカ:政府、加Infinito Gold社に対し反訴を開始

 2014年2月12日付け業界紙等によると、コスタリカ政府は、加Infinito Gold社(本社:カルガリー)による国を相手取った仲裁裁判を受け、同社による環境破壊に対し賠償金5百万US$を請求する反訴を開始した。

 この背景として、2008年2月にコスタリカ環境エネルギー通信省地質鉱山部は、同社がコスタリカに保有するLas Crucitas金プロジェクトに対し同社の現地法人であるIndustrias Infinito(IISA)社を通じ同プロジェクトの採掘権を付与したが、2011年11月にコスタリカ議会が露天掘による鉱山開発を禁止する鉱業法改正案を可決すると、同年11月に国家管理高等裁判所が同プロジェクトの採掘権を取り消す裁定を下し、その後、2011年に同社による上告が最高裁判所で棄却された。同社はこれを不服として、1993~2010年の間に開発費としてつぎ込んだ投資額94百万US$に利息を加えた額に対する補償を請求している。

 一方、René Castro環境大臣によると、同社による請求は不当であり、国としては5百万US$の賠償請求を裏付けるために、同社によって環境破壊が引き起こされたことの証明を目的とした独立した専門家による調査内容を報告する計画である。また、同プロジェクトは乾燥熱帯雨林地帯190 haの環境を破壊しており、同プロジェクトにおける採掘権の取消しに関する問題は政治家及び環境保護専門家を巻き込み長い論争となることが予想され、仲裁裁判は今後1年から1年半の期間を有するとともに国として1百万US$の裁判費用を負担することとなる。

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