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ニュース・フラッシュ

2014年3月3日 モスクワ 木原栄治

カザフスタン:地質調査センター新設により世界レベルのインフラ構築へ

 2014年2月25日付け地元報道等によると、カザフスタンでは大統領の指示に基づき、先端的な地質調査センターの設立が予定されており、地質調査部門の発展と投資の魅力向上に向けた大事業が進められている。地質調査センターの設立に関連し、ヌルラン・サウランバエフ産業新技術省次官は、「2月20日、Kazgeology社とNazarbayev University Research and Innovation Systemの間で、カザフスタン地質調査センターを設立する旨の覚書が調印された。地質調査センター設立により、先端的研究所を含む世界レベルのインフラが国内に構築される。これにより国内での分析作業が可能となり、地質試料処理の経費と時間が大幅に削減される。センターの着工は2014年を予定している。」と述べている。

 また、地質調査センターの設立と並行して、産業新技術省は、国内主要大学と地質部門の専門家育成に関する覚書の締結も進めている。現在、地下資源利用者は契約上、毎年投資の1%以上を国内専門家の育成に充てる義務が課せられており、固体鉱物採掘企業による2010~2013年の当該支出は93億KZT(カザフスタン・テンゲ)となっている。

 さらに、カザフスタンでは、2012年に、「2030年までの地質部門発展構想」が承認されており、同構想の第一段階として作成された「2015~2019年の鉱物原料部門資源基礎調査発展プログラム」には1,600億KZTの予算支出が予定され、うち440億KZTが主要金属(銅、鉛、亜鉛、金)の原料基礎調査強化に充てられる予定である。また、レアメタル(特にタングステン、モリブデン)、世界的需要のあるレアアースの原料基礎調査発展に向けた取り組みも予定されている。国家予算支出による固体鉱物の国家地質調査は、約175の地域的探査・評価プロジェクトを対象に行われる予定である。プログラム実施により、銅400万t、多金属(鉛、亜鉛)1,200万t、金400 tの予測資源量、29の地下水鉱床有望鉱区、21の石油ガス有望鉱区の獲得が見込まれる。

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