閉じる

ニュース・フラッシュ

2014年3月7日 バンクーバー 山路法宏

加:カナダ原子力公社の原子力研究所の運営・管理を外部委託

 2014年3月7日、カナダ天然資源省は、カナダ原子力公社(Atomic Energy of Canada Limited、以下、「AECL」)改革の次のステップとして、AECLが保有する原子力研究所の管理・運営を第3者に委託するための手続きを始めたことを明らかにした。AECLは、国内に7つの原子力研究所を保有しており、主要な研究所の1つがオンタリオ州東部にあるChalk River研究所で、約3,300名の職員が勤務している。

 原子力エネルギーはカナダ全体の電力の約15%、オンタリオ州の電力供給量の50%以上を占めており、エネルギー生産に関連して50億C$を超える経済活動を生み出していること、ウラニウムの輸出額が年間約10億C$に及ぶこと、3万人以上のカナダ人の直接雇用が生まれていること等から、連邦政府は国内の低排出型のエネルギーミックスに最も貢献するエネルギーであるとしている。

 そうした中、連邦政府はカナダの原子力産業の地位を確立するためにAECLの改革を進めており、2011年10月にはAECLのCANDU原子炉部門の売却を行っており、原子力研究所に焦点を当てた第2段階の改革が検討されていた。今回は、連邦政府が進める国有民営(Government-owned and Contractor-operated:GoCo)モデルの一環でもある。

ページトップへ