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ニュース・フラッシュ

2014年3月20日 バンクーバー 昆野充登

加:BC州の経済、2014 年は明るい見通し

 2014 年3 月19 日、カナダ最大の金融機関であるカナダロイヤル銀行(Royal Bank of Canada: RBC)が四半期毎に公表している州経済予測は、ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)における2014 年度の実質GDP成長率を2.1%と予想した。これは家計部門が消費を抑制した事で比較的低水準であった過去2 年間の1.5%と比較して、州内経済が成長路線に戻りつつある事を示唆している。

 最大の要因は輸出収入の増加であり、2013 年から回復の兆しをみせている。具体的には、BC州の商品輸出は12 年度比で7%増加し、特に重要な仕向国である米国と中国向けが、それぞれ12%と15%増加した。商品別でみると、州の主要な輸出品目である木材製品、金属鉱物および天然ガスが、それぞれ26%、11%、29%増加した。

 2014 年の経済環境については、米国経済、特に米国の住宅建築の拡大および中国市場におけるカナダ産輸出商品のシェア拡大により、さらなる輸出収入の増加と国内産業への波及効果が期待される。こうした経済環境の良化により、失業率は2013 年度の6.6%から6.4%に改善するであろう。また、経済環境の信頼回復により、住宅部門も好転している。

 2015 年については、複数のLNGプロジェクトの生産量が増加する事を前提に、GDP成長率は2.8%に伸びると予想される。

 なお、2014 年2 月、BC州政府は2014 年度の予算発表において、LNG税法案の枠組みに関する最終審議を今秋にスタートすると発表した。本法案の施行がLNGプロジェクトに与える経済的なインパクトが明らかになる2015 年までは、LNG関連への投資増加は期待できないとしている。

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