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ニュース・フラッシュ

2014年3月26日 北京 篠田邦彦

中国:四川省最大規模のレアアース集団が涼山で発足

 安泰科によれば、2014 年3 月25 日、四川江銅レアアース有限責任公司、四川万凱豊レアアース新エネルギー科学技術有限公司、涼山州国有投資有限責任公司などの6 社は共同で、資本増加・株式拡大、株権益の買収などの方式を通じて、採掘、製錬分離、加工、研究開発を一体化し、完全な産業チェーンを備える大規模なレアアース企業集団『四川金攀西レアアース(集団)有限責任公司』を設立する。

 同社は、成長目標に基づき、四川省内の企業統合により設立した企業として、順次レアアース採掘選別能力、分離製錬及び高度加工生産規模を拡大し、当面の主要営業収入額目標300億元の実現を目指す。また、中期目標は500億元以上、長期目標は1,000億元以上である。

 四川省涼山州は中国国内の3大軽希土鉱石の供給地の1 つであり、軽希土の埋蔵量は国内第2 位を占めている。涼山州のレアアース資源は主に冕寧、徳昌の2 県に集中して分布している。現在、同地域のレアアース確定資源量は6,579.26万t、レアアース酸化物は278万tで、レアアース資源の埋蔵量についてはまだ完全に確定していないが、推定埋蔵量は500万tに達する見込み。そのうち涼山州は豊かな水力発電資源及び四川省で盛んな塩化学工業産業があり、レアアースの生産のために低価格の原材料・補助材料及びエネルギーを提供することが可能である。

 2014 年2 月7 日、国家発展改革委員会は「攀西戦略資源革新開発試験区」の設立を審査し、正式に認可した。これは、国内で初めて設立された唯一の資源開発総合利用試験区であり、涼山州にあるいくつかの県・市が試験区の対象地域に組み込まれた。試験区内では、含バナジウム・チタン磁鉄鉱、レアアース資源などの埋蔵量が莫大で、総合利用価値も非常に高く、中国で重要なバナジウム、チタン、レアアースの産業基地及び鉄鉱石資源の確保基地でもある。

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