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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年3月31日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ上位5 社の2013 年における銀生産量は3,297 t

 2014 年3 月26 日付け業界紙等によると、メキシコの銀生産量上位5 社による2013 年における銀生産量の合計が2012 年の3,172.5 tから増加し3,296.9 tであった。

 同5 社中、3 社は前年と比べ生産量が増加し、中でも加First Majestic Silver社(本社:バンクーバー)は対前年比29%増と大幅に生産量を増やした。一方、残りの2 社は、粗鉱品位低下と水供給不足により、生産量が減少した。

 今後の見通しとしては、2014 年に関して3 社は少なくとも現在の生産量を維持するか又は増やすが、残り2 社は生産量を減らすと見られている。また、メキシコの2012 年における銀生産量は世界第2 位の中国を大きく引き離して第1 位であったが、この状況が暫く続くものと推測される。

 銀生産量上位5 社の2013 年銀生産実績と今後の見通しについては、以下のとおり。

○ Peñoles社
前年の1,527.1 tから6.3%増加し1,623.6 tであった。主な要因としては、同社の貴金属子会社であるFresnillo社が前年比4.3%増の1,328.1 tであったことによる。今後の見通しとしては、同社は2014 年の生産計画を公表していないが、Fresnillo社は2014 年の銀生産量を1,337.4 tと若干ではあるが生産増を見込んでいる。

○ 加Goldcorp社(本社:バンクーバー)
前年の737.1 tから減少し696.7 tであった。主な要因としては、Zacatecas州に保有するPeñasquito多金属鉱山における継続的な水供給不足問題に伴う生産量低下による。今後の見通しとしては、同社は2014 年の生産計画を公表していないが、2014 年には同鉱山の水供給不足が解消され、総合的な能力が向上し、生産量の増加が見込まれる。

○ 加Pan American Silver社(本社:バンクーバー)
前年の388.7 tから増加し407.4 tであった。主な要因としては、2012 年3 月に買収したChihuahua州に保有するDolores金・銀鉱山がフル操業に達したことと、Sonora州に保有するAlamo Dorado金・銀鉱山及びZacatecas州に保有するLa Colorada多金属鉱山の増産による。今後の見通しとしては、Alamo Dorado金・銀鉱山の減産、La Colorada多金属鉱山の拡張工事に伴う減産、Dolores金・銀鉱山の若干の増産により、2014 年の生産量は379.4~391.9 tを見込む。

○ 加First Majestic Silver社
前年の256.9 tから29%と大幅に増加し329.6 tであった。主な要因としては、Zacatecas州に保有するDel Toro銀鉱山、Jalisco州に保有するSan Martin銀鉱山及びMéxico州に保有するLa Guitarra金銀鉱山における生産量拡大による。今後の見通しとしては、Del Toro銀鉱山 及びSan Martin銀鉱山の生産量拡大により2014 年の銀生産量は395.0~415.2 tが見込まれ、銀生産量第3 位のPan America Silver社を超えると予想される。

○ 米Coeur Mining社(本社:シカゴ)
2013 年の銀生産量は236.3 tで、上位5 社に次ぐMinera Frisco社の銀生産量233.8 tを僅かに超えた。今後の見通しとしては、Chihuahua州に保有するPalmarejo金・銀鉱山における一部採鉱停止により、生産量が208.3~223.9 tへ減少する見通しである。

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