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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2014年4月4日 北京 篠田邦彦

中国:2013 年の非鉄金属産業の運営の特徴

 2013 年、国内外の複雑多様に変化する経済情勢に直面し、中国非鉄金属業界は積極的に対応し、生産運営は総体的に安定的な成長を維持している。

一、安定的な生産増加。10 種非鉄金属生産量は4,029万t、前年比9.9%増加した。その内訳は、銅、アルミニウム、鉛、亜鉛の生産量は684万t、2,205万t、448万t、530万tで、それぞれ13.6%、9.7%、5%、11.1%の増加となった。銅材、アルミニウム材の生産量はそれぞれ1,499万t、3,962万tで、前年比25.2%、24%の増加となり、アルミナの生産量は4,438万tで、前年比14.6%増加した。

二、投資構造の最適化。非鉄金属業界への固定資産投資総額は前年比19.8%増の6,609億元で、投資構造は一層調整され最適化された。そのうち、製錬への投資完了額は前年比1%減の2,046億元で、加工への投資完了額は前年比40.8%増の3,303億元で、鉱山への投資完了額は前年比14.4%増の1,241億元である。

三、収益効率の改善。一定規模以上の非鉄金属工業企業の主要営業業務収入額は前年同期比12.7%増の4兆8,170億元で、利潤額は前年比2.3%増の1,713億元を実現した。しかし非鉄金属業界の販売収入利潤率はわずか3.56%で、前年比0.36 ポイント減少し、国内の平均レベルと比べ2.5 ポイント低い。品種別に見ると、アルミニウム製錬の欠損額は、23.1億元で、前年比30.8億元減少した。

四、安定した輸出入。非鉄金属の輸出入総額は1,581億US$で、前年比1.1%増加した。そのうち輸入額は前年比3.3%減の1,033億US $、輸出額は前年比10.7%増の548億US $である。製品から見ると、銅鉱石、ボーキサイト等国内で不足している鉱物資源の輸入量は明らかに増加し、それぞれ28.7%、78.5%の増加となり、銅、アルミニウム、アルミナの輸入量は減少が見られ、アルミニウム材の純輸出量は年間で前年比12.4%増の258万tである。

 2013 年、非鉄金属業界の運営について注目すべき問題がある。

一、電解アルミニウム生産能力の過剰問題が依然として目立ち、アルミニウム業界も深刻な欠損状況に陥った。

二、インドネシアがボーキサイトやラテライトニッケル鉱石等原料の輸出を全面的に禁止したことによって、中国の輸入が他の国の制限を受ける状況がますます深刻化した。

三、ハイレベル高度加工製品の開発実用能力が弱く、一部製品は依然輸入に依存している。

四、資源確保能力が不足しており、銅、アルミニウム等資源の対外依存度がやや高まった。

五、国際貿易の競争がますます激化し、非鉄金属製品の輸出が難しくなった。

 非鉄金属産業の健全で秩序ある発展を促進するため、2014年には、非鉄金属産業の発展に向けた重点的任務を更に多く設ける。

一、電解アルミニウム生産能力過剰問題の解消作業を継続的に実施する。

二、非鉄金属新材料の開発実用を促進する。

三、国内外資源の開発に力を入れる。

四、循環型経済を発展させ、再生利用を行う。

五、国内市場の消費を拡大する。

六、技術の高度化を推進し、省エネ・排出物削減等を促進する。

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