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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年4月8日 バンクーバー 昆野充登

英:Thomson Reuters GFMS社、銅の余剰と価格の見通しを発表

 2014 年4 月8 日、CESCOウィーク*中にThomson Reuters GFMS社が行った銅の調査報告(Copper Survey 2014 )によれば、2014 年の年間平均価格は2009 年以来となる7,000 U$/tを割り込み、年の後半には6,000 U$/tに近いレベルを試す展開と予想した。2013 年の世界の銅需給がほぼバランスした背景として、鉱山供給はこの10 年で最も大きな増産幅(8%)となったにもかかわらず、需要サイドが4%増と2010 年以降で最も大きな需要増となった結果と説明している。この需要増の主な原動力は中国であり、中国では銅の消費量が2012 年の4%成長から2013 年は9%成長となっており、従来からの実需取引に加えて、金融取引に流れている分も含めた中国需要に依存を強めている危うさを指摘している。例えば、3 月中旬の銅価格急落は金融取引による銅需要の持続性に対する懸念が引き起こしたものと述べている。

 今後の見通しについて、ロイターは、「以前よりは小規模になるが金融取引を目的とする銅需要は継続する。しかし、そうした取引に対する懸念は将来的な銅市場の改善見通しを考慮した上での下振れリスクに既に織り込まれている。」としている。

 * CESCOウィークは、チリの首都サンティアゴで毎年4 月初旬に開催されるチリの銅業界で最大の鉱業大会。探鉱フォーラムやCRUによる世界銅会議が開催され、世界中から銅鉱業関係者が多数集まる。今年は4 /7 ~4 /11 に開催された。

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