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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年4月14日 メキシコ 縄田俊之

コスタリカ:金採掘を禁止する鉱業モラトリアムが今後も継続する見通し

 2014 年4 月4 日付け業界紙等によると、ある政界有力者のコメントとして、近く大統領選挙が予定されているが、現政権による金採掘を禁止する鉱業モラトリアムの延長に関し、方針転換により本モラトリアムが解除される可能性は少ないとの見解を示した。

 本見解を裏付ける発言として、Laura Chinchilla Miranda大統領は、本年4 月2 日にパナマで開催された世界経済フォーラムのラテンアメリカ会議において、コスタリカは金やガスの採掘に意欲的ではない旨を明らかにしたほか、Anabel González貿易大臣は、鉱業関係のイベントにおいて、鉱業モラトリアムはコスタリカの発展に対し進められる持続可能な取組と合致しており、また、今後コスタリカで成長する分野は鉱業ではなく他の分野であり、この状況は選挙後も変わらない旨を明らかにした。なお、同大統領は、Óscar Arias前大統領によって導入された本モラトリアムに2010 年4 月に署名した経緯を有する。

 なお、加Infinito Gold社(本社:カルガリー)が保有するLas Crucitas金プロジェクトに対し、2008 年2 月にコスタリカ環境エネルギー通信省地質鉱山部が同社の現地法人であるIndustrias Infinito(IISA)社を通じ同プロジェクトの採掘権を付与したが、2011 年11 月にコスタリカ議会が露天掘による鉱山開発を禁止する鉱業法改正案を可決すると、同年11 月に国家管理高等裁判所が同プロジェクトの採掘権を取り消す裁定を下し、その後、2011 年に同社による上告が最高裁判所で棄却された。同社はこれを不服として、1993 ~2010 年の間に開発費としてつぎ込んだ投資額94百万US$に利息を加えた額に対する補償を請求する問題が起きている。

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