閉じる

ニュース・フラッシュ

2014年4月21日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:2013 年メキシコ鉱業生産額、11 年ぶりに減少

 2014 年4 月14 日付け業界紙等によると、2013 年におけるメキシコ鉱業生産額が前年と比べ16.3%減の195,956百万ペソとなり、11 年ぶりに減少した旨を報じた。

 生産額が減少した主な要因は、世界的な金属市況低迷に加え、昨年10 月末にメキシコ議会で可決承認された鉱業税制改革により2014 年1 月から鉱業特別税等が施行されることが決定したことから、鉱業企業各社がこれに対応するために予め鉱業活動を縮小する等の措置を取ったことが影響したと考えられる。鉱種別に分析すると、2013 年における主な金属の生産額は前年と比べて金が20.3%減、銀が26.3%減、銅が14.9%減であったほか、輸出額は金が27.2%減、銀が25.2%減、銅が14.1%減で、昨年における鉱業輸出総額は前年に比べ19.2%減の18,356千US$であった。

 一方、現時点において本年1 月に施行された鉱業特別税等への鉱業界としての表だった対応は見られないが、鉱業特別税等の施行を投資のチャンスとして捉える企業と、事業縮小又は撤退を示唆する企業が存在している。例えば、経済省の報告によると、ペルーBuenaventura社(本社:ペルー)は、現在Sinaloa州において探鉱活動を展開しており、今後生産まで進むことを表明している。また、加Goldcorp社(本社:バンクーバー)は、2013 年Q4 にメキシコ国内の探鉱プロジェクトの幾つかを戦略的に見直し、鉱業特別税等の影響や、将来における採掘ポテンシャル評価を考慮した上で、幾つかのプロジェクトを中止する決定を行った旨を2013 年年次報告において発表した。

ページトップへ