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ニュース・フラッシュ

2014年4月28日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:大手鉱業企業、メキシコにおける探鉱投資を削減

 2014 年4 月22 日付け業界紙等によると、メキシコで鉱業活動を行っている大手鉱業企業の一部は、金属市況の低迷と鉱業税制改革の影響により探鉱投資を削減した。

 Peñoles社の貴金属部門の子会社であるFresnillo社、Grupo Mexico社及び加Goldcorp社クラスの大手鉱業企業は、現在操業中の鉱山における採掘量の増加による経済性を優先し、新たな鉱床を探すための探鉱投資の削減を発表した。

 具体的には、Fresnillo社が株主に対し探鉱投資の削減を検討している旨を公表するとともに、2013 年年次報告において同年の探鉱投資額が当初予算と比較して16.6%少なかったと報告したほか、Goldcorp社が金属市況の低迷と鉱業特別税等の施行により、Zacatecas州に保有するCamino Rojo多金属プロジェクトを保留にした旨を明らかにした。

 Candiani Mining社のMauricio Candiani社長兼CEOによると、大手鉱業企業は新規探鉱に係る投資を削減する一方、ジュニア探鉱企業は低価格でプロジェクトを形成し売却している。また、探鉱が進展しているプロジェクトが多数存在し、かつ、これらプロジェクトの評価額(買収額)が高額ではないことから、多くの鉱業企業にとっては、埋蔵量確保のために自社が保有しているプロジェクトの探鉱・開発に投資するよりも、探鉱が進展しているプロジェクトを買収する可能性を検討することは実利的である。

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