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ニュース・フラッシュ

2014年4月30日 バンクーバー 山路法宏

米・加:Newmont、Barrickとの合併協議が破談

 2014 年4 月28 日、米Newmont Mining Corporation(以下、「Newmont」)と加Barrick Gold Corporation(以下、「Barrick」)による合併協議が合意に至らず、打ち切りとなったことが明らかとなった。今回の合併協議について両社はこれまで公式なコメントをしていなかったが、報道では、合併により年間で10億US$の経費削減につながることから両社は大部分の条件で合意し、BarrickはNewmontの株主に対して13%のプレミアムを上乗せした価格を提示する計画もあったが、豪州やニュージーランドの鉱山のスピンオフに関して合意に至らなかった、などと報じられていた。

 Barrick側は、Newmontの取締役会がこれまでどおり独立して存続することが株主の最大の利益になると結論付けて協議打ち切りを通知してきた、と発表したが、一方、Newmont側は、Barrickが合意に向けた努力に対して拒絶を繰り返し、Newmontを「官僚的で株主に優しくない」と評したことなどから、信頼関係の構築が難しいと判断した結果による不本意な協議の打ち切りであるとし、その旨を記したBarrickの取締役会宛レターを公表して反論するなど、交渉決裂に関して双方が批判する状況となっている。両社の合併協議は過去に2 度行われており、昨今の金価格の低迷を受けて、再び議論されていたもの。

 Barrickが4 月30 日に発表した2014 年Q1 では、減損などの特殊要因を調整した後の純利益が238百万US$と、前年同期の923百万US$と比較して大幅に下落と報告されており、同社の業績低迷が明白になっている。

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