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ニュース・フラッシュ

2014年5月6日 ロンドン 竹下聡美

ギニア:Simandouプロジェクト鉱業権剥奪問題、VALE、Rio Tintoが損害賠償を求め訴訟へ

 BSG Resources(BSGR)社の不法行為によるSimandou鉄鉱石プロジェクトに係るBlock1&2の鉱業権剥奪の問題について、Alpha Condéギニア大統領は、2014 年4 月30 日にBSGR 社のJVパートナーであったVALEについては不法行為がないことは明らかであるとして、VALEによる鉱業権の再申請を歓迎するとし、ただ特定企業が優先されるようなことはなく透明性をもって選ばれると発言した。またVALEは、BSGR社に対して2014 年4 月28 日にロンドン国際仲裁裁判所に提訴したと報じられた。最低でも11億US$の補償金を請求するとされる。

 一方で、Simandouプロジェクトの南部地域に当たるBlock 3& 4を開発中のRio Tintoは、Block1&2の鉱業権取得の機会が失われたとしてVALE及びBSGR社を相手取り米国NY裁判所に提訴したと2014 年4 月30 日付で公表した。裁判所に提出された文書は同社HPに掲載されている。Rio Tintoは2006年にSimandouプロジェクトの鉱業権を取得し、すでに30億US$を投資して開発を進めており、2019 年までに生産を開始する予定である。なお、Rio Tintoによると、ギニア政府との間において2011 年にBlock 3& 4の鉱業権に関して和解契約を締結しており、当該プロジェクトについては引き続き同政府と協力的に進めていくとして、ギニア政府に対して訴訟は行わないとしている。

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