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ニュース・フラッシュ

2014年5月23日 サンティアゴ 縫部保徳

アルゼンチン・チリ:Mayoral鉱業庁長官のPascua Lamaプロジェクトに関する発言が物議

 チリの環境関連問題で建設が無期限中断されているチリ・アルゼンチンの二国間鉱業開発プロジェクトPascua Lama金-銀プロジェクトに関し、アルゼンチン連邦鉱業庁のJorge Mayoral長官がチリ政府に決断を求める発言をしたと、メディアで報道され物議を醸した。Mayoral長官の発言に対し、チリのAurora Williams鉱業大臣は、「まず我が国での現行制度及び機関、特に環境関係の制度・機関を尊重するものである。当然ながらPascua Lamaプロジェクトの審理が行われている環境裁判所での裁定を遵守する所存である」と発言した。さらにWilliams鉱業大臣は、「アルゼンチンのFernandez大統領及びチリのBachelet大統領もぞれぞれの国の三権を制約なしに尊重することを明言している」と述べた。アルゼンチンSan Juan州のJose Luis Gioja知事も本件につき紛争を拡げないよう要請したとされる。

 Pascua Lama金-銀プロジェクトは、環境認可の遵守や先住民族グループからの水の汚染や氷河損傷を巡る訴訟によって、チリ側の建設作業が中断させられており、Barrick Goldの2013 年Q3決算報告の中で環境保護及び法令遵守のために求められている作業を除き、同プロジェクトの建設作業を一時的に中断することを決定したことが発表された。

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