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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年5月26日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:金生産量上位5 社、2014 年下期に金生産量増加が期待

 2014 年5 月19 日付け業界紙等によると、メキシコ金生産量上位5 社の2014 年Q1における金生産量の合計が前年同期の16.7 tと比べ1.43%減の16.4 tであったが、各社本年下期に向けて生産体制を整備していることから、本年下期は金生産量の増加が期待される。

 なお、上位5 社の2014 年Q1における金生産実績と今後の見通しについては、以下のとおり。

○ 加Goldcorp社(本社:バンクーバー)
前年同期の4.9 tから増加し6.9 tであった。主な要因としては、Zacatecas州に保有するPeñasquito多金属鉱山の金生産量が水供給不足の解消により、前年同期の1.8 tから大幅に増加し4.0 tとなったことによる。今後の見通しとしては、同鉱山の粗鉱処理量が110千t/日に到達する目処が立ったことにより増産が見込まれるものの、Guerrero州に保有するLos Filos金鉱山に関し、エヒードとの間における共有地賃貸借契約の更新に関する交渉が不調に終わり本年5 月までの1 か月間の操業停止の影響が懸念される。

○ Peñoles社
前年同期の6.2 tから減少し3.8 tであった。主な要因としては、同社の貴金属子会社であるFresnillo社がSonora州に保有するLa Herradura鉱山における火薬使用許可一時停止問題の影響による。今後の見通しとしては、同鉱山における火薬使用許可一時停止問題が解決したことにより通常操業に戻ったことと、最近ダイナミックリーチプラントが稼働を開始したことにより増産が見込まれる。

○ Minera Frisco社
前年同期と変わらず2.3 tであった。今後の見通しとしては、Concheño金・銀鉱山における遅延していた開発が完了すること、労働組合の不法占拠による操業停止が行われているEl Coronel金・銀鉱山が拡張すること等により増産が見込まれる。

○ 加Agnico Eagle Mines社(本社:トロント)
前年同期の1.4 tから増加し2.1 tであった。今後の見通しとしては、Chihuahua州に保有するPinos Altos金・銀鉱山及び同鉱山の近隣に位置するCreston Mascota金・銀鉱山が本年4 月にヒープリーチ工事の第3 フェーズが完了したこと、本年2 月に商業生産を開始したSonora州に保有するLa India金鉱山の生産量増加等により大幅な増産が見込まれる。

○ 加Alamos Gold社(本社:トロント)
前年同期の1.7 tから減少し1.1 tであった。今後の見通しとしては、Sonora州に保有するMulatos金鉱山におけるフェーズ移行に伴う工事が継続されることから、本年における金生産量は4.6 ~5.2 tが見込まれる。

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