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ニュース・フラッシュ

2014年5月26日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:経済省、鉱業特別税等の見直しを検討

 2014 年5 月19 日付け業界紙等によると、経済省は、金属市況下落・低迷及び鉱業特別税・貴金属鉱業特別税の導入の影響によるメキシコ鉱業の競争力低下と鉱業投資の減少を踏まえ、鉱業特別税等の見直しを検討する旨を明らかにした。

 メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)のHumberto Gutiérrez-olvera Zubizarreta会頭によると、鉱業投資が国内レベルで減少傾向を示しており、米国の鉱業ビジネス環境コンサルタントも高い鉱業税率がメキシコ鉱業を減速させるとの見通しを示した。

 米Behre Dolbear Group社は、投資促進、金融支援、中小規模鉱山支援及び規制改革の4 つを柱として経済省が立案した鉱業開発計画(2013 ~2018 年)を踏まえ、同社が作成する鉱業投資ランキングレポートにおいてメキシコに対する評価を2013 年の43.1 点から2018 年には45.0 点に引き上げることを決めた。同レポートにおいてメキシコは2013 年時点で世界第5 位であるが、2014 年レポートでは鉱業特別税等の導入により順位が降下することが予想されている。なお、同社は、各国の政治システム、経済システム、社会問題が鉱業活動に与える影響、許認可取得の遅延状況、政官における腐敗状況、金融の安定性及び租税の7 つに主眼を置き、70 点を最高点として評価しレポートとしている。

 一方、経済省によると、鉱業特別税等の見直しにより、メキシコ鉱業への投資促進が図られ、国際競争力を確保することができる。また、経済省は、鉱業活動に対する直接融資として2013 年に318百万ペソが割り当てたが、これを2018 年には825百万ペソへと増加させる意向を示している。

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