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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2014年6月5日 バンクーバー 山路法宏

米:Teck社、Red Dog亜鉛鉱山の廃水用パイプライン建設調査結果を報告

 2014 年6 月5 日、加Teck Resources Limited(以下、「Teck社」)は、世界最大の亜鉛鉱山であるアラスカ州のRed Dog鉱山を操業している子会社のTeck Alaska Incorporated(以下、「Teck Alaska社」) が、同鉱山から排出される廃水をChukchi海へ運ぶパイプライン建設に関する調査結果概要報告書をアラスカ連邦地方裁判所に提出したことを明らかにした。Teck Alaska社は、この調査で当該パイプラインを建設しないことを選択する意向を示した。

 今回の廃水用パイプラインの建設に関する調査は、水質浄化法(Clean Water Act)に基づく訴訟に関する2008 年の和解契約と同意判決に基づき実施されたもので、Teck Alaska社は、Red Dog鉱山と港湾をつなぐデロング山地域輸送システム(DeLong Mountain Transportation System:DMTS)に沿って同鉱山の廃水をDMTSの港湾またはその近郊の海に放出するための52 マイルに及ぶパイプラインの建設について実現可能性の評価を行うことに合意していた。今回1.7百万US$をかけて、工学、地質工学、環境その他の面での調査が行われ、様々なパイプラインの選択肢についての考察が行われたが、地下敷設は凍結融解に伴う地盤移動により破損し易くなることから技術的に実現が難しい評価された。一方で、地上敷設は261百万US$と推定される法外な初期投資がかかることから、同社は当該パイプラインを建設しないことを決め、同意判決で要求されているとおり、8百万US$の民事制裁金を支払う予定。

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