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ニュース・フラッシュ

2014年6月9日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:鉱業特別税導入後も貴金属鉱業への投資に陰り無し

 2014 年6 月4 日付け業界紙等によると、Scotiabank社の貴金属投資アナリストは、本年1月に鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税が施行されたにもかかわらず、メキシコの貴金属鉱業に対する投資は依然としてこれまでの状況を維持している旨を明らかにした。

 同アナリストによると、本年1 月の鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税施行後も、メキシコはペルーを始めとした中南米諸国と比較して、金及び銀の探鉱及び採掘に関する投資国としての優位性を維持している。鉱業特別税等の導入は鉱業企業に対し失望感を与えたが、実際に同国から撤退した企業は無く、企業に対する納税負担は少なからず増大したが、国際競争力を喪失するにまでは至っていないと考えられる。また、これまでに同国が蓄積してきた鉱業に係るノウハウや技術により、同国には技能を有する鉱業労働者のみならず、優れた鉱業技術者・専門家や地質技師が多数存在しており、かつ、鉱物資源ポテンシャルも高いことから、鉱業投資は依然として維持されると推察される。

 なお、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)の本年4 月の報告によると、2013 年のメキシコへの探鉱投資額は5 年ぶりに減少し、前年と比べ22%減の9.12億US$であった。また、同国は全世界の非鉄金属部門に対する投資額全体の6%を占め、カナダの15%、豪州の15%、米国の7%に次いで第4 位であった。

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