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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アンチモン レアメタル タングステン
2014年6月10日 北京 篠田邦彦

中国:国土資源部、2014 年度はアンチモン鉱石の採掘総量規制を実施しない見通し、レアアース・タングステン鉱石については継続

 安泰科によれば、中国国土資源部(Ministry of Land and Resources)が発表した情報によると、国土資源部は近日、「2014 年度レアアース鉱・タングステン鉱採掘総量規制指標に関する通知」(以下、「通知」)を通達し、レアアース及びタングステン鉱石の採掘総量規制指標管理を継続的に実施し、アンチモン鉱石への採掘総量規制指標管理を取消す見込み。

 「通知」によると、2014 年度のレアアース鉱石採掘総量規制指標を10.5万tとし、そのうち、軽希土類鉱石指標を1.12万t増やし、前年と比べ15%増加する。タングステン鉱石採掘総量規制指標は8.9万tとした。

 国土資源部によると、2014 年度はアンチモン鉱石採掘総量規制指標については通達しない。タングステン鉱石の総合利用指標については、指標・査定審査を実施し、適切に制限を緩和する。

 「通知」によると、2015 年6 月30 日まで、レアアース・タングステンの探査・採掘に関する新規申請を停止する。国務院の重要プロジェクト及び中央基金や省レベル地質特別資金プロジェクト、開発統合プロジェクト、資源枯渇鉱区、部・省協議、鉱山資源枯渇地域外接続、中央財政による貧困救済支援プロジェクト、省レベル政府の要求支援プロジェクト及び大規模レアアース企業の再編プロジェクトへの支援プロジェクトに対し、採掘総量規制や生産能力バランスの要求に適合する条件下で、レアアース、タングステンの探査・採掘に関する新規申請を許可する。

 アンチモン鉱石の採掘総量規制は、2009 年4 月に設定されて以来毎年行われてきたものであった。

 「鉱産資源法実施細則」の中に定めた保護性採掘特定鉱種であるタングステン及びレアアースの埋蔵量と生産量はともに世界トップを占め、重要な優位鉱物資源でもある。しかし、2008 年の世界金融危機以来、鉱産品に対する需要は回復していないため、中国は上述の鉱物資源の価格への発言権を一貫して獲得することができていない。

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