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ニュース・フラッシュ

2014年6月12日 サンティアゴ 山本邦仁

チリ:環境監督庁は体制を充実し活動を強化することを計画

 2014 年6 月12 日、JOGMECサンティアゴ事務所が環境監督庁(SMA: Superintendencia del Medio Ambiente)監督官房長David Silva氏と面談したところ、SMAは組織体制を充実し活動を強化する計画を有しており、具体的な施策として、職員の増強を図るほか、15 ある各州に地方事務所を設置し職員を常駐させる予定とのことである。現状では、100 人の職員のほかチリ地質鉱業局(SERNAGEOMIN)や大学等の協力を得て、環境認可(RCA:Resolución de Calificación Ambiental)の履行状況の追跡・監査を実施しているものの、年間5,000 件程度あるRCAに対応するには実施体制が不十分であることから、この状況の改善を目指すという。

 また、SMAとしてはRCAの内容を超える順守事項を求めることはなく、個別の項目について判断基準を有するものではないとしながらも、各種環境規制基準の順守や自然環境・地域住民環境への配慮のほか、ILO第169 号条約(1989 年の原住民及び種族民条約)に規定される先住民との合意形成プロセスへの配慮が重要といえるだろうとの見解が示された。

 SMAは、その活動を高い水準で維持することを方針として掲げており、「社会的不平等との闘い」に重点を置いた政策を推し進めるBachelet大統領の意向も反映され、予算強化がなされている模様である。SMAは、2010 年、チリのOECD加盟に際して、環境基本法(Ley Sobre Bases Generales del Medio Ambiente、法律第19,300 号)改正に伴って設立された組織であり、このような国際水準に比肩する行政システムの整備と運用は、投資事業に明確な見通しを与えるものといえ、投資事業リスクの低減に資するものであるとしている。

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