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ニュース・フラッシュ

2014年6月16日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:大手鉱業企業、エネルギー分野やレアアースへの参入に慎重を示す

 2014 年6 月9 日付け業界紙等によると、メキシコで活動する大手鉱業企業3 社は、エネルギー分野への参入やレアアース生産による事業多角化が新たな収入源になり得るとしながらも、鉱業企業としてこれまで行ってきた貴金属及びベースメタルの生産を継続し、企業としてベストな選択をすべきとの見解を明らかにした。

 Grupo México社の子会社であるMinera México社によると、全ての鉱業企業にとってこれら事業多角化が制限無しに実行に移すことは不可能であり、自らが持ちうる能力と強みを考慮し、エネルギー分野への参入やレアアースの生産に挑戦すべきである。なお、Grupo México社は、自社のエネルギーコストを削減するために、自社でエネルギーを生産する又は他社と協力してエネルギーを生産する計画を示しており、Minera México社も、これまで55 年にわたりサービスを提供してきた石油生産の分野に参入する計画を示しており、両社は従前のような石油会社へのサービス提供や請負事業だけに留まるつもりはなく、一定の期間を経て、石油生産も可能となる企業へと変貌していく計画を明らかにした。

 一方、加First Majestic Silver社(本社:バンクーバー)によると、数社の鉱業企業だけがガスや炭化水素を生産する能力を有しており、メキシコ第4 位の生産量を誇る同社は、従前どおり金属生産に集中しレアアースやエネルギー資源の生産に参入する計画はない。

 また、Fresnillo社によると、白金は需要が高い金属ではあるがメキシコには商業ベースに乗るほどの埋蔵量を有しないことから、従前からの貴金属生産を継続することが同社としてのビジネスチャンスであり戦略である。

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