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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアメタル ニッケル
2014年6月16日 メキシコ 縄田俊之

ドミニカ共和国:議会上院、Falcondoニッケル鉱山拡張計画に位置する土地の一部を国立公園に指定

 2014 年6 月12 日付け業界紙等によると、ドミニカ共和国議会上院の委員会は、Falconbridge Dominicana社(Glencore Xstrataの現地法人)の将来のニッケル生産事業を脅かすことが想定されるLoma Miranda地区国立公園設置計画を支持する旨を明らかにした。

 同国上院は、昨年10 月に同国下院がFalconbridge Dominicana社が保有するFalcondoニッケル鉱山の拡張計画に位置するLoma Miranda地区を国立公園に指定することを承認した案件に関し、賛成25 票、反対0 票及び棄権1 票により指定を承認した。これにより、同社の同地区での鉱業活動が制限又は禁止されることになるが、昨年10 月に同社は環境問題に関連したものではないと説明を加えた上で既に同鉱山を一時閉鎖した一方、ニッケル市況の回復や埋蔵量枯渇に伴う同地区拡張プロジェクトを踏まえ、同鉱山の操業再開を計画している。

 一方、同社は顧問弁護士と検討した結果、同地区の国立公園指定は同国法令に反しているとの見解を示した。また、仮に同地区を国立公園とする計画が進められた場合、政府は同社に対し40億US$を賠償金として支払うべきである旨が報道されているだけで、本国立公園内に土地を所有する者(同社)に対し政府が賠償金を支払うことは言及されていないとして抗議を行っている。

 また、ドミニカ共和国工業協会は、同地区の国立公園指定に関し否定的な見解を示すとともに、環境保護と鉱業開発とのバランスをとる政策を立案するよう政府に要請した。また、鉱業プロジェクトの環境規制に係る許可取得に関し莫大な国庫納付を課すことは、憲法違反である旨を指摘した。

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