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ニュース・フラッシュ

2014年6月23日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:金属市況下落・低迷下で推進中の有望貴金属プロジェクト

 2014 年6 月17 日付け業界紙等によると、本年Q1 は金価格が20.7%、銀価格が32%下落し金属市況が下落・低迷しており、また、1 月には鉱業特別税及び貴金属鉱業特別税が施行され、メキシコにおける貴金属プロジェクトの多くが遅延又は中止に追い込まれているにもかかわらず、開発を推進しているプロジェクトが存在している。その中でも特に有望な貴金属プロジェクト上位5 つは、以下のとおり。

○ El Limón-Guajes金・銀プロジェクト(加Torex Gold Resources社(本社:トロント)、所在地:Guerrero州)
マインライフ11年、精測・概測資源量53.5百万t(金149 t、金品位2.79 g/t、銀261 t、銀品位4.82 g/t)の高品位かつ大型露天掘プロジェクトで、内部収益率(IRR)19.1%、初期開発投資額725百万US$、2013年11月に開発工事を着工し、2017 年8 月に商業生産開始を予定。

○ Camino Rojo金・銀プロジェクト(加Goldcorp社(本社:バンクーバー)、所在地:Zacatecas州)
金含有量311 t以上のポテンシャルを有する一方、水源確保の課題はあるものの、同社が保有するメキシコ最大の金鉱山であるPeñasquito多金属鉱山に隣接するため操業開始後の効率化が図れ、健全なバランスシートを保つことが可能。本年Q3からプレFSを開始予定。

○ Esperanza金プロジェクト(加Alamos Gold社(本社:トロント)、所在地:Morelos州)
マインライフ6 年以上、精測・概測資源量(金45.7 t、金品位0.91 g/t、銀496 t)、金生産量3.2 t/年。なお、Morelos州で規制されているシアン化合物使用に関連し環境影響評価報告書の再提出と、同プロジェクト近隣の遺跡と周辺住民に関する問題が存在。

○ Juanicipio金・銀プロジェクト(Fresnillo社及び加MAG Silver社(本社:バンクーバー)、所在地:Zacatecas州)
権益保有率はFresnillo社56%及びMAG Silver社44%、マインライフ14.8 年、概測資源量(金16.9 t、銀5,163.1 t、鉛190,055 t、亜鉛352,894 t)、銀品位511 g/t、銀生産量320 t/年、税引後内部収益率(IRR)37%で、2013 年10 月に開発開始。

○ Sierra Mojada 銀・亜鉛プロジェクト(加Silver Bull Resources社(本社:バンクーバー、所在:Coahuila州)
マインライフ18 年、銀平均品位73.4 g/t、亜鉛平均品位2.79%、銀生産量171 t/年、税引後内部収益率(IRR)23.1%で、初期開発投資額が297百万US$。

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