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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2014年6月30日 メキシコ 縄田俊之

メキシコ:メキシコ麻薬カルテル、鉄鉱石に対し13 US$/tを鉱山企業から違法徴収

 2014 年6 月26 日付け業界紙等によると、Michoacán州の鉱山企業は、メキシコの麻薬カルテルが同州において鉄鉱石に対し13 US$/tを鉱山企業から徴収している旨を明らかにした。

 同州のある鉱山企業によると、2013 年初頭にCaballeros Templarios(又はKnights Templar)と称する麻薬カルテルから同鉱山で採掘された鉄鉱石に対し1 t当たり4 US$の支払を強要されたとしており、その額は3 年前の2 倍に相当する。同カルテルは、その他に鉄鉱石の通行料と輸出料の支払も強要し、これらを合計すると12 ~13 US$/tに達している。なお、2010 年には同鉱山企業の事業主の家族が同カルテルに誘拐され、その身代金として40万US$を支払っている。

 同州にあるLázaro Cárdenas港からは、毎月輸送船1 艘当たり少なくとも6万tの鉄鉱石が出荷されており、同カルテルは同港だけでも毎月少なくとも7.2百万US$を不正に鉱山企業から徴収していると推察される。

 一方、環境保護検察局(PROFEPA)による本年6 月初旬の報告によると、麻薬カルテルの取締りの一環として本年実施した違法鉄鉱石の押収量が現時点において72万tにのぼり、これら違法鉄鉱石は単価100 US$/t、輸送費11 ~14 US$/tで取引され、総額70百万US$に達する。

 なお、当局は、Lázaro Cárdenas港から中国向けに最近3 年間で年間100万t以上の違法鉄鉱石の輸出を行ったと見られる同カルテルに対し、同州の治安を回復すべく強制的な取締りに乗り出している。

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