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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2014年7月1日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:Vale、中国向け低品位鉄鉱石の輸出価格値引きを発表

 メディア報道によると、Valeは主な同業他社の例にならい、カラジャス地域の鉄鉱石を除く低品位鉄鉱石の中国向け輸出価格値引きを発表した。同社の輸出量は271百万tであり、その内110百万tはカラジャス地域からのものであることから、半分以上が値引き対象となる。

 これは、鉄鉱石の生産量が増える一方で、需要が停滞していることを背景としたもの。Goldman Sachsによると、2013 年に14百万tの余剰が見られたのに対し、2014 年は72百万t、2015 年には175百万tと余剰が急増する見通しとされている。そのような観測に関して、ValeのMartins鉄鉱石担当役員は、世界の鉄鉱石市場は少なくとも前年度比10%の伸び率を維持するだろうとしている。

 Morgan Stanleyのアナリストによると、Valeの生産コストはほぼ28 US$/t。SLW株式仲介企業のGaldi氏は、20 ~25 US$とさらに低くみている。市場価格が95 US$/tの水準となり、トン当たり2.5 US$の割引をしたとしても同社は充分対応可能とみられる。

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