閉じる

ニュース・フラッシュ

2014年7月1日 サンティアゴ 山本邦仁

ブラジル:Vale、ICMMを脱退か?

 メディア報道によると、Valeは、ギニアのSimandou鉄鉱石プロジェクトに関するRio Tintoからの訴訟問題を背景として、ICMM(International Council on Mining and Metals、国際金属・鉱業評議会)を脱退する可能性がある。Valeの脱退の動きに関してICMMの広報担当者は、Valeの参加継続について話を続けているとしている。一方、Valeの広報担当者は、ICMMにレターを送ったことを認めたが、それ以上のコメントをしていない。

 ICMMは、環境に配慮した持続可能な鉱山開発の促進を目的として結成された業界団体であり、ValeおよびRio Tintoのほか、BHP BillitonやGlencoreなど世界の大手金属鉱山会社22 社により構成される。

 Rio TintoのValeに対する訴訟の内容は、Valeとイスラエル人億万長者Beny Steimets氏が共謀して同社の保有していたSimandou鉄鉱石プロジェクト鉱区の半分を奪い取ろうとしたというもの。Simandouプロジェクトをめぐっては、2008 年のBSG Resources (BSGR)社による鉱区取得に際して、同社による当時政権への賄賂といった不正行為があったことが明るみとなったため、2014 年4 月、ギニア政府により、BSGR社とそのJVパートナーのValeの保有する鉱区が取り消された経緯がある。Rio Tintoは、Simandouプロジェクト鉱区の半分が2008 年当時の政府によりBSGR社へ付与されるとの判断がなされるまで、鉱区全体を保有していた。Valeは、2010 年4 月に、BSGR社が保有するSimandouプロジェクトの権益51%を25億US$で取得していた。

ページトップへ