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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2014年7月16日 北京 森永正裕

中国:政府、「レアアース産業補助資金管理弁法」を発表

 安泰科によれば、財政部と工業情報化部はこのほど、「国家物聯網発展及びレアアース産業補助資金管理弁法」を共同で発表した。同弁法によれば、中央財政予算からの資金拠出により「レアアース産業補助資金」を創設、財政部と工業情報化部の各部門が共同管理を行い、レアアース産業の技術革新と健全な発展を支援する。

 両部門が派遣する専門家が、2014 年レアアース産業調整・産業高度化特別資金に応募されたプロジェクトに対し審査を実施し、支援予定プロジェクトリストを提出した。リストには、中国アルミ、五鉱、鉄鋼研究総院、北京有色金属研究総院、包頭レアアース研究院、広州有色金属研究院など多数の企業および組織による計110 件プロジェクトが含まれている。2014 年7 月8 日~7 月16 日まで7 日間にわたり公示を行う。

 当該補助資金は、特にレアアース産業における以下の分野について支援するもの。

  ○ レアアース資源採掘への監督管理
  ○ レアアース採掘・選鉱・製錬・環境保全の技術改善
  ○ レアアース基礎重要技術及び基準への研究開発
  ○ レアアースハイレベル実用技術の研究開発及び産業化
  ○ 公共技術サービスプラットフォームの構築

 補助資金によるレアアース産業支援は、成果に応じた奨励金方式および無償支援方式という2 種類の方式を採用する。

 レアアース採掘監督管理システムの構築を完了した地方政府には、奨励として一時金を支払う。金額は実際の投資額の20%以内を原則とする。

 国家環境保護審査に合格したレアアース採掘・選鉱、製錬企業には、工業情報化部のレアアース企業参入許可公告で認可を受けた企業生産能力に基づき奨励として一時金を支払われる。金額は、鉱山採掘・選鉱の場合1,000元/t(REO)、製錬分離は1,500元/t(REO)、金属製錬は500元/t。

 レアアース基礎重要技術・基準研究開発及びハイレベル実用技術の研究開発プロジェクトには、無償援助方式を採用する。金額は、プロジェクト研究開発費用総額の40%以内とし、1 プロジェクトあたりの年間支援額は1,000万元を限度とする。

 レアアースハイレベル実用技術の産業化プロジェクトには、無償支援方式を採用する。金額は、企業の前年度投資予算額の20%以内とし、1 プロジェクトあたりの支援金額は5,000万元を限度とする。

 当該弁法の条文に違反し、補助資金の詐取、差し止め、不法占有、私的利用など違法行為が発見されたプロジェクトについては、その申請機関は3 年間補助資金の支援を受けられない。

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