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ニュース・フラッシュ

2014年7月22日 サンティアゴ 縫部保徳

チリ:チリの硫酸需給、2020 年には生産が消費を上回るとの予測

 COCHILCO(チリ銅委員会)が、2014 年7 月21 日に公表した「チリ硫酸市場の2023 年までの見通し」によると、チリの硫酸需給は将来的な銅カソード生産の減少のため、2020 年までに従来の需給状況が逆転し、生産過剰に転ずると予測された。

 2013 年のチリの硫酸生産量は542万tであった一方、消費量は836万tで294万tの供給不足であった。2013 年の硫酸輸入量は283万tであり、その多くをペルー、日本、韓国から輸入した。

 COCHILCOの予測によると、2019 年までは供給不足が続くが、2020 年に需給が逆転、22万t程度生産量が消費量を上回る。硫酸消費量の減少は、銅カソードの生産減により説明され、2013 年に193万tだった生産量が、2023 年には113万tまで減ると予想されている。銅カソードの大規模な新規生産が近年中に予定されているのはAntofagasta Minerals及び丸紅が出資するAntucoyaプロジェクト(第Ⅱ州)のみであり、Collahuasi、Quebrada Blanca、Mantos Blancos、Michilla、Mantoverdeでは2023 年までの操業終了が見込まれている。CODELCOもSalvador事業所及びChuquicamata事業所の湿式製錬ラインを閉鎖するため、2023 年までに40万tの銅カソード生産減になると見られている。

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