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ニュース・フラッシュ

2014年7月25日 北京

中国:工業情報化部、レアアース業界自由化せず、総量規制依然として実施

 安泰科によれば、中国国務院新聞弁公室は2014 年7 月24 日、2014 年上半期中国工業・通信業の発展状況に関する記者発表を行った。工業情報化部運行観測協調局の黄利斌副局長は、2014 年上半期の中国原材料等基礎産業の発展状況について、積極的な動きに転じ、鉄鋼、非鉄金属産業は回復基調と言及、レアアース総量規制に対しての説明もあった。

 利益的な側面から見ると、現在最も難航している業界は、石炭、鉄鋼、非鉄金属である。直近5 か月間で、石炭業界の利潤額は前年同期比43.9%減、鉄鋼業界の利潤額は対前年同期比9.2%減、非鉄金属業界の利潤額は9.4%減であった。

 今年に入って工業情報化部は、国土資源部などと共同で、国内外レアアース産業の近年の発展情勢を分析し、2014 年度レアアース鉱石の採掘総量規制指標を発表した。総体的に見て、引き続き規制を継続する状況である。2014 年度の採掘および生産計画は、昨年比10%の上積みとなったが、理由として以下の状況が考察される。

○ 中国国内の戦略的新興産業が急成長し、例えば希土類新材料、省エネ環境保護などの分野におけるレアアース需要が大幅に増加した。

○ 過去3 年間にわたるレアアース産業の特別整理行動の実施によって、数多くの違法・違反企業が閉鎖または生産品目の変更を行い、同時に包鋼希土など大規模企業が一連の小規模製錬分離企業を統合することで大規模企業の比率が拡大、違反企業の生産量ならびに市場占有率が縮小した。

○ レアアース業界自身の規範化の強化や市場における需要の拡大に伴い、レアアース採掘生産指標が継続的に上昇する可能性を見せている。

 ただし、産業全体から見れば、レアアース業界は未だ自由化されず、同業界に対しては依然として総量規制の状態にある。

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