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ニュース・フラッシュ

2014年7月28日 メキシコ 縄田俊之

グアテマラ:主要鉱業プロジェクトの現状

 2014 年7 月18 日付け業界紙等は、グアテマラにとって最も重要となる4 つの銀、ニッケルプロジェクトの現状を以下のとおり報じた。

○ Escobal多金属鉱山(加Tahoe Resources社(本社:バンクーバー)保有)

 初期投資額は327百万US$、2013 年の銀生産量は323 t、本年1 月に本格的な商業生産へ移行、本年の銀生産量は622 tを見込む。仮に本年の銀生産量が622 tに達した場合、同国全体の銀生産量は870 tに達し、世界における同国の銀生産量は15 位になると期待される。

 今後の見通しとしては、同社は同鉱山における本年の銀生産量622 tを当面の目標としつつ、今後10 年間にわたり当該生産量を維持し、その上で現在の粗鉱処理量3,500 t/日から4,500 t/日へと拡大を検討。また、同国において同鉱山に続く第2 の鉱山の開発を検討。

○ Cerro Blanco金・銀プロジェクト(加Goldcorp社(本社:バンクーバー)保有)

 グアテマラシティ東80 km、エルサルバドルとの国境付近に位置、概測資源量は2.52百万t(金品位15.6 g/t、金含有量39.5 t)、予測資源量は1.35百万t(金品位15.3 g/t、金含有量20.8 t)。なお、貴金属市況の下落により2013 年7 月に同プロジェクトの活動を一時停止とした。

 今後の見通しとしては、同社は金属市況が持ち直せば同プロジェクトの活動再開を検討する一方、現在同国及びエルサルバドル両国の地域コミュニティによる近隣河川や湖の汚染の可能性を訴える反対運動や、資金調達等の将来的に不透明な事案が存在。

○ FéNixフェロニッケルプロジェクト(キプロスSolway Investment Group社保有)

 1 社単独による投資額としては同国史上最大の15億US$を計上、これまでに551百万US$が投資され、同国政府によると本年6 月に鉱石処理工場が操業開始、フェロニッケル生産量25,000 t/年となる見通し。

 今後の見通しとしては、本年6 月にフェロニッケルの生産を開始し、2018 年に本格的な商業生産を予定。なお、最新のFSによると鉱山寿命は27 年。

○ Mayaニッケルプロジェクト(蘭Cunico Resources社(本社:アムステルダム)保有)

 グアテマラシティ北東約150 ㎞に位置、本年6 月にAnfield Nickel社から15百US$で買収、29 年間でニッケル生産量36,000 t/年を見込む。

 今後の見通しとしては、これまでの鉱業許可取得の遅延と高額な資本コストを踏まえ、FSへの移行を検討する予定。

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